【補足ページ】検索条件(クエリ)・キーワードの種類について
「検索条件(クエリ)」とは、読者が検索エンジンの検索条件テキストボックスに入力した語句です。
「キーワード」とはSEOマーケティングにおいて読者を絞り込みする際に用いられる語句です。
それぞれ、いくつかの種類・名称がありますので解説します。
検索条件(クエリ)の種類
「検索条件(クエリ)」とは、読者が検索エンジンの検索条件テキストボックスに入力した語句です。
検索条件の種類は「要求」または「ニーズ」といわれる種類での分類になります。「○○クエリ」といわれます。
英語で”クエリ”は「質問」、「問い合わせ」、「訪ねる」などの意味する言葉で、SEOでは「検索条件 = クエリ」という意味で使用します。
以降、この記事でも”クエリ”は”検索条件”という意味で記載します。
クエリには下記の4つがあり、キーワードを選定する上で重要な考え方となります。
- 情報クエリ(Knowクエリ)
- 取引クエリ(Buyクエリ)
- 実行クエリ(Doクエリ)
- ナビゲーションクエリ(Goクエリ)
情報クエリ(Knowクエリ)
情報を求めるクエリで、ユーザーは特定のトピックについて学びたい、または理解を深めたい思っている
例 : 「SEO対策とは」、「健康的な朝食とは」
取引クエリ(Buyクエリ)
購入や取引を意図するクエリで、製品やサービスの購入を検討している場合に使用される
例 : 「最新 iPhone 購入」、「オンライン ピザ 注文」
- 狙うならこのクエリです!
狙うのはこのクエリです。理由は読者は商品やサービスを購入しようとしている可能性が高いからです。このことから「購入前クエリ」ともいわれます。
- ○○ おすすめ
- ○○ 比較
- ○○ ランキング
- ○○ レビュー
- ○○ 口コミ
- ○○ 評判
- ○○ 選び方
- ○○ 始め方
- 〇〇 必要なもの
※:○○は商品名 または サービス名
購入前・後クエリの例。
実行クエリ(Doクエリ)
特定のアクションを実行する方法を求めるクエリで「方法」や「チュートリアル」を含む
例 : 「ブログの書き方」、「半熟ゆで卵の作り方」
ナビゲーショナルクエリ(Goクエリ)
特定のウェブサイトやページに直接アクセスすることを目的としている。ユーザーはすでに訪れたい具体的な場所を知っている状態
例 : 「Instagramログインページ」、「ChatGPTウェブサイト」
これらのクエリタイプは、ユーザーが検索エンジンに何を求めているのかを理解するのに役立ちます。SEO戦略を策定する際には、これらのクエリタイプに適切に対応するコンテンツを用意することで、ユーザーの検索意図に合わせた効果的な最適化が可能となります。
キーワードの種類
「キーワード」とはSEOマーケティングにおいて読者を絞り込みする際に用いられる語句です。
キーワードは月間で検索される数(量)によっていくつかに分類されます。
しかし、この種類の名称で分類される検索数(量)はあくまで目安であり、明確な定義があるわけではありません。
この記事では「検索数(量)」と記載していますが、一般的には「検索ボリューム」といわれます。
先ほど記載した通り、明確な検索数が決まっているわけではありませんが、この記事の中では下記表の数値を元に記載しています。
キーワードの種類 | 検索ボリューム | 難易度 |
ビッグキーワード | 1万以上 | 高い |
ミドルキーワード | 1,000~1万 | 普通 |
スモールキーワード | 1,000未満 | 低い |
ロングテールキーワード | ~1,000程度 | 低い |
ビッグキーワード
広範囲にわたる検索対象や多くの検索量を持つキーワードのことを指します。検索数が多いので上位表示することができれば大量のアクセス数を獲得することができます。しかし、ビッグキーワードは競争が激しく、上位表示するのは容易ではありません。
回数は明確に定められているわけではありませんが、月間検索数が1万回以上というのが一つの目安とされています。
ミドルキーワード
ミドルキーワードはビッグキーワードよりは月間検索数が少ないですが、広い範囲をカバーするキーワードです。
ビッグキーワードに比べると競合が減るため上位表示させやすく、スモールキーワードよりは多くのアクセス数を見込めます。期待できるアクセス数、難易度もが中程度です。
月間検索ボリュームが1,000〜1万ほどで二語程度を組み合わせた複合キーワードが多いです。
スモールキーワード
三語から四語程度の単語を組み合わせた複合キーワードやニッチ(※)なキーワードを、スモールキーワードと呼びます。一般的に月間検索回数が1,000未満のキーワードを指すことが多いです。ビッグキーワード、ミドルキーワードと比較すると、期待できるアクセス数は少なく、難易度も低めです。
しかし、スモールキーワードにはアクセス数だけでは計れないメリットがあります。
複数の単語を入力して検索されるので、読者が知りたい情報をくみ取りやすいため、読者の要求に答えることができる可能性が高まります。
また、スモールキーワードを狙って作成された記事は、ブログがあまり認知されていない状態でも比較的上位表示できる可能性が高いです。そのため、ブログを成長させる(たくさんの方に認知してもらう)ためには欠かせないものとなります。
※:ニッチとは「隙間」を意味する言葉。小規模で見逃されやすいもののこと
ロングテールキーワード
ロングテールキーワードは「スモールキーワード」と「ミドルキーワードの一部」を合わせたものの総称です。目安として月間検索件数が最大で1,000程度でしょうか。
まとめ
「検索条件(クエリ)」とは、読者が検索エンジンの検索条件テキストボックスに入力した語句で以下の種類がある。
- 情報クエリ(Knowクエリ)
- 取引クエリ(Buyクエリ)
- 実行クエリ(Doクエリ)
- ナビゲーションクエリ(Goクエリ)
「キーワード」とはSEOマーケティングにおいて読者を絞り込みする際に用いられる語句で以下の種類がある。
- ビッグキーワード
- ミドルキーワード
- スモールキーワード
- ロングテールキーワード