【初心者向け】質の高いコンテンツとは?|Googleが先か読者が先か…
- 読者のプラスになるもの
これにつきます。しかし、これだけでは情報が不十分ですので、より詳しく解説していきます。そして、Googleの定義している「質の高いコンテンツの評価方法」をひも解き、これまで私が学んできた「質の高いコンテンツ」と答え合わせをしていきます。
※:コンテンツとはひとことでいうと「情報」のこと。また、情報の「中身」や「内容」を指す場合もある
- 質の高いコンテンツとは
- Googleの定義している「質の高いコンテンツの評価方法」
質の高いコンテンツ(記事)とは?
ブログにおける「質の高いコンテンツ」とは、以下のような特徴を持つものです。
- 読者のニーズに応える
- 独自性がある
- 信頼性が高い
- 読みやすい
- 情報が更新されている
読者のニーズに応える
記事はターゲットとなる読者のニーズや関心に応える内容でなければなりません。読者が求めている情報や解決策を過不足なく、わかりやすい構成で提供することが重要です。
この過不足なくが重要で多すぎても少なすぎても評価されません。この「多い」、「少ない」は記事のテーマによっても変わるので判断が非常に難しいところです。
独自性がある
インターネット上に既にある情報をそのままコピーするのではなく、独自の視点や経験、知識を加えた記事が評価されます。独自性があると、読者にとっての新たな発見が生まれ、記事の価値が高まります。
信頼性が高い
情報の正確さや信頼性が保たれていることが大切です。情報源を明確にし、根拠のあるデータや引用を用いることで、読者からの信頼を得ることができます。
読みやすい
読みやすい、または読みやすい工夫がされていることがポイントになります。
記事は論理的に構成されており、見出しや段落が整理されている必要があります。また、簡潔な表現を心掛け、専門用語の使用を控えたり、難しい言葉には説明を加えたりすることで、誰にでも理解しやすい記事を目指します。
情報が更新されている
定期的にメンテナンスされていることも重要なポイントとなります。情報が古くなった場合には更新し、不要になった場合は削除して、読者に誤った情報を与えないようにする必要があります。
プラスして…SEOの配慮がされている
これまでの記載したものをクリアしたうえで「SEOの配慮がされている」必要があります。
記事が検索エンジンで見つかりやすくなるように、適切なキーワードの使用やタグの設定、URL構成の最適化等が行われていることも重要です。
しかし、SEOを過度に意識しすぎて読者のニーズを無視することは避けるべきです。
「良い/悪い」、「現実的/現実的ではない」は別としてSEOだけで集客しようとした場合、「読者ファースト」、「読者最優先」とはいっていられません。理由は検索エンジンに登録されることがなければ(インデックスされなければ)読者には絶対に届かないからです。
質の高いコンテンツの評価方法
Googleは「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成」というページで「質の高いコンテンツの評価方法」を掲載しています。文章量が多いので概要をまとめました。
コンテンツの自己評価を行う
コンテンツが有用で信頼できるかを判断するために、質問を基に自己評価するだけでなく、第三者の意見も取り入れることが推奨されます。また、掲載順位が下がった場合、影響を受けたページや検索タイプを調査し、ページの評価方法を理解することの重要性を記載しています。
コンテンツと品質に関する質問
品質に関する下記の12のチェック項目を掲載しています。各項目を短くまとめました。
- 独自性はありますか
- 十分な説明がされていますか
- 考え抜かれた興味深い内容ですか
- 何かを参考にした場合、付加価値が提供できていますか
- 内容を要約した有用な見出しですか
- 誇張な表現は排除されていますか
- 他の人におすすめする価値はありますか
- 引用する価値はありますか
- 実質的価値を提供できていますか
- 誤字はなく、見やすさに配慮されていますか
- 丁寧に制作されていますか
- 大量制作されたために存在価値は低下していませんか
詳細は「コンテンツと品質に関する質問」でご確認ください。
専門性に関する質問
専門性に関する4つのチェック項目を掲載しています。こちらも各項目を短くまとめました。
- 信頼性の高い情報提供ができていますか
- 信頼されている、または広く認知されているという印象を受けますか
- 専門家が執筆、レビューが行われていますか
- 事実誤認はありませんか
詳細は「専門性に関する質問」でご確認ください。
優れたページ エクスペリエンスを提供する
Googleのランキングシステムでは、全体的なページエクスペリエンスを重視しており、限られた要因にとらわれず、多くの要素を考慮することの重要性を記載しています。
ページエクスペリエンスを提供するためのヒントを「ページ エクスペリエンスの Google 検索結果への影響について」に掲載しています。
ユーザーを第一に考えたコンテンツに焦点を当てる
ユーザー第一のコンテンツは、検索順位操作を目的とせず、ユーザーのために作成されたものです。以下の質問で「はい」と答えられれば、正しい方向に進んでいると言えます。
- 読者が有用性を感じてくれていると思いますか
- 実体験や深い知識の提示ができていますか
- サイトには明確なテーマがありますか
- 閲覧後、十分な情報を得たと感じることができますか
- 閲覧後、有益な時間を提供できていますか
詳細は「ユーザーを第一に考えたコンテンツに焦点を当てる」でご確認ください。
検索エンジンを第一に考えたコンテンツ作成を回避する
Google検索で上位表示するには、検索エンジンではなく読者を第一に考えたコンテンツ作成が重要です。こちらも各項目を短くまとめました。下記の11項目のひとつでも当てはまる場合、修正する必要があります。
- 検索エンジン目的に制作されたものですか
- 多くのトピックで大量制作していますか
- 多くのコンテンツがAI等で自動作成されていますか
- 他者意見の無価値な要約ですか
- 話題狙いの内容ですか
- 再検索の必要を感じさせる内容ですか
- 文字数に合わせた記事作成ですか
- アクセス数を目的に未経験の内容を扱っていますか
- 虚偽の内容を掲載していますか
- 日付変更で新鮮さを装っていますか
- 無意味なコンテンツ更新を行っていますか
詳細は「検索エンジンを第一に考えたコンテンツ作成を回避する」でご確認ください。
E-E-A-Tと品質評価ガイドラインについて
Googleの自動システムは、優れたコンテンツを「E-E-A-T」(経験、専門性、権威性、信頼性の頭文字をとった言葉)の要素に基づいてランク付けします。
関連するコンテンツを特定し、最も役立つと判断されたものに高い優先順位を付けます。
信頼性が最も重要であり、他の要素も信頼性に寄与しますが、必ずしも全てで優れる必要はありません。
E-E-A-Tは直接のランキング要因ではありませんが、Googleは健康、安全、経済、社会福祉に影響を与える「YMYL」(※)トピックで、E-E-A-Tが優れたコンテンツを特に重視します。※:YMYLとは「Your Money、Your Life」の頭文字をとった、人の健康や安全、経済的安定に影響を与える可能性のあるトピックを指す言葉
詳細は「E-E-A-Tと品質評価ガイドラインについて」でご確認ください。
「誰が、どのように、なぜ」を考える
Google のシステムによって高く評価されるための方法として「誰が」、「どのように」、「なぜ」という観点からコンテンツを評価することを勧めています。
このポイントを抑えることで「読者ファースト」に近づくということです。
誰が(コンテンツを作成したか)
コンテンツのE-E-A-Tを理解しやすくするためには、誰が作成したかを明確にすることが重要です。これによりE-E-A-Tのコンセプトに沿い、高い評価を得られます。特に著者情報が求められるコンテンツでは、正確な著者情報を提供することが推奨されます。
どのように(コンテンツが作成されたか)
コンテンツの作成方法はユーザーにとって重要であり、特に商品レビューや自動生成コンテンツでは信頼性を高める要素です。
ユーザーに信頼されるためには、テスト方法や結果を詳細に示し、AIや自動化を使用している場合はそのプロセスを開示することが重要です。
自動化の役割や有用性も説明し、特に「どのように作成されたか」を疑問に思う可能性があるコンテンツでは、その情報を追加することを推奨します。
これにより、透明性と信頼性を確保できます。
なぜ(コンテンツが作成されたか)
コンテンツ作成の目的は、人々に役立つ有用な内容を提供することが最重要です。これによりE-E-A-Tに沿い、Googleのランキングシステムで高評価を得られます。逆に、検索エンジンのアクセス数増加をおもな目的とするなら、Googleのポリシーに違反し、高評価を得られません。
詳細は『コンテンツに関する「誰が、どのように、なぜ」を考える』でご確認ください。
まとめ
ブログにおける「質の高いコンテンツ」とは、以下のような特徴を持つものです。
- 読者のニーズに応える
- 独自性がある
- 信頼性が高い
- 読みやすい
- 情報が更新されている
Googleは「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成」というページで「質の高いコンテンツの評価方法」を掲載している。
SEO対策として「GoogleファーストはNG」で「読者ファースト」でなければならない。
「Googleがいっていることは確かにそうなんだけど…」という項目があるというのも正直な印象です。検索順位というのは相対順位であるので仕方ない部分もありますが、ライバルも頑張っているので頑張り続けなければいけません。
私が理解していた「質の高いコンテンツ」はほぼ合っていましたが、重み係数まではわかっていません。引き続き勉強していきたいと思います。
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SEO対策としてまず最初に行うべきことをまとめた記事「関連記事:【初心者向け】SEO対策は何をすればいいの?上位表示を目指すうえで最初に抑えるべきこと🔗」がありますのでご覧ください。
ブログで重要な『「キーワード」の選定方法』をまとめた記事「関連記事:【初心者向け】ブログで重要な「キーワード」の選定方法🔗」もあわせてご覧ください。
SEO検定1級について
2024年の1月に取得したSEO検定1級。
SEOがそうであるように即効性のある資格ではありませんが、非常に役に立つ資格だと思います。SEOを体系的に学ぶことができます。気になる方は公式サイトをのぞいてみてください。
SEO検定1級を受験に当たっての勉強時間や勉強のコツなどをまとめた記事「関連記事:【意味がない?!】SEO検定1級合格 体験談|実務経験なしの個人趣味ブログ運営者が取得🔗」がありますのでご覧ください。
※:Googleが無料で提供しているインターネット検索分析ツール「Googleサーチコンソール」の情報です。Googleサーチコンソールではウェブサイトの分析に必要な情報を得ることができます。例えば、検索結果に表示された「表示回数」、「クリック数」、「CTR」(Click Through Rate:クリック率)「掲載順位」等の情報があります
実際の「検索パフォーマンス」の一部
冒頭でも記載しましたが、私もSEO検定1級を取得(2024年1月に取得)しました。しかし、しっかり「勉強するぞ!」と思いSEOを学びはじめたのは1年未満です(2024年時点)。
経験のある人ほど知っているのが当然という前提で専門用語を多用してしまうところがあると思います。
学び始めて日が浅い私ができるだけわかりやすく、極力専門用語は使わずに、使う場合は補足説明付きで解説していきます。
これからSEOを学び、自分のウェブサイトやウェブページを成長させたい方にとって参考になればと思います。
このサイトの成長とともに自分の理解も深めていけたらと思っています。